夏休みも終盤ですが。。。

夏休みも終盤ですが。。。

 

 

夏休みもあとわずか。受験生は毎日8時間以上勉強したでしょうか。
夏休み中にトータル300時間以上やったかどうか、弱点の克服を少しでも多くできたか。
総復習?そんなのはやるのが当たり前であって、総復習で明らかになった自身のウイークポイントをどれだけつぶすことができたのかが勝負の分かれ目ですよ。総復習の教材を一回解いただけでは1ミリも学力は上がっていませんから。。それを何回か繰り返していって・・・・。

 

と、まあ今まで何回も書いてきたことをまた言いたくて記事を立ち上げたのではありません。

 

本を読んだでしょうね?  聞きたいのはこのこと。

 

学校に行かなくてよい。たっぷりと時間が取れるこの休み中に10冊20冊とは言いません。せめて3~5冊読書しましょう。
読書はいいものです。読み手を別の世界に引きずり出していってくれます。そして、架空とはいえ、たくさんの人たちに出会うことができます。字が読めるようになったら、本を読む。いろんなジャンルのものを片っ端から読む。どうせ図書館の本を全部・・・なんてできないのですから、せめてそれくらいの「つもり」で本を読むようにすべきです。特に、受験勉強などというある種くだらない特殊能力を競うような競争に巻き込まれずに済むのであればなおのこと、読書に励みましょう。

 

ところで、読書することによって得られることとは何でしょう。

 

それは、自分以外の人間を知ることにより、自分を測る、見つめなおすことができるようになる、ということ。

 

我々人間は、死ぬまで人間同士何らかの関わり合いを持ちながら生活していきます。その輪がとても広い人もいれば、ほとんど誰ともかかわらずに生きる人もいるでしょう。でもたった一人では生きられない。だから、誰かの力を借りたり、誰かの力になってやったりすることが必ず出てきます。
そんなとき、自分や他者を見誤らないようにしたいものです。社会に出れば、今度は読書よりも実体験重視でやって行けばいいのです。子供のころから大人にかけての読書体験がその助走になってくれます。

 

ところが、その辺りを何もせずに、ただ数学の難解な問題を解けるとか、英語が流ちょうにしゃべれるとか、そんな小さなことにばかり力点を置いてしまうと、社会化が醸成されず、結果的にうまく社会になじめない大人になってしまいます。

何も読書ばかりがそれを防止する唯一の方法というわけではありませんが、やはり読書で得られる「人を知る力」「自分を理解し、評価する力」のようなものは非常に大きいと思います。

 

私は学習塾の先生です。学校の成績を上げたり、わからないところをわかるようにしてあげるのが仕事です。しかし、本当に大事なことはこういうことではないのです。要は、人間として立派であるかということなんだと思います。学校や塾選びはいわば「将来メシが食える大人になるかどうか」という観点でしょうが、メシが食えれば何でもいいわけではないと思います。

 

人を知り、そして自分を見つめ、人にどのように尽くしてあげられるのか、そういうことを念頭に行動できるように皆がなれば・・・、自戒も込めてそのように思うのです。

本との出会いはその人の考え方や人生までも変えることもあります。どうかたくさん読んで大いに頭を悩ませてください。たくさん悩んだ人がたぶん立派な人になれるんだと私は思っています。

 

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