錆びる-1
こんにちは。Wake Up塾長の三宮です。
私たちの頭脳って、すごくよくできているらしいんです。使えば使うほどよくなる、正確な表現はできませんが、要するにそういうことらしいのです。
塾のブログを見ている方は、勉強で何らかの悩みがある生徒さんたちか、またはその親御様が多いと思いますが、自分が(あるいはお子さんが)どうして成績が上がらないのか、わかっているでしょうか。
思うような成績が取れていない方はまず、原因が何なのか真剣に考えるべきです。物事には原因と結果に必ず相関関係があります。よそ見をしたから事故を起こした、クルマの運転で言えば、原因=よそ見、結果=交通事故、こんなわかりやすい関係があります。もちろん、よそ見をしたときに100%事故が起きるわけではありませんね。対向車や自転車・歩行者がいなければ、よそ見したってぶつかったりしません。でも、結果(事故)が起きたときには、よそ見、居眠りなど原因が必ずあるものです。
勉強の話に戻します。どうして成績が良くないのでしょう。なぜ、成績が上がらないのでしょう。
人それぞれに原因は違うと思いますが、おそらく共通しているのは「頭を使っていない。」ということだろうと私は思うのです。
勉強の成果はある程度、勉強した量の多い少ないで左右されますが、多いからと言って成果が上がるとも言い切れません。現に「うちの子は結構勉強している方だと思うのですが、成績良くないんですよね。」というお悩みはよく寄せられます。
勉強の仕方に問題があるとか、よくテキストを読んでいないとか、細かいやり方論はあると思いますが、要するに頭をフル回転させてないんです。そもそも、頭脳が勉強向きに動いていないんです。だから何時間やってもうだつが上がらない。フル回転とは一般的な言い方に変えれば集中しているかどうか。そう言い換えてもいいと思います。
フル回転していない頭ではいくら時間を使っても、思うようにアイデアが浮かびません。暗記モノも覚えられません。
人としゃべりながら勉強する、音楽を聴きながら勉強する、LINEのやり取りをしながら勉強する・・・・到底集中できているとはいえませんよね。
また、何かしら悩みや不安を抱えているような場合、例えば親友と大喧嘩してしまった日の夜とか、そんなときは勉強などできたものではないでしょう。
これからどうしたらよいか、どうしたら仲直りできるだろうか。そのことには頭をフル回転させているでしょうが、勉強などとても進められるものではないと思います。
(次項に続く)