実際に学校に行き、肌で感じる。

実際に学校に行き、肌で感じる。

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ここのところ高校の文化祭や学校説明会に行ってみていますが、そこで感じることが二つあります。

一つ目はやはり校風というものは確かにあるのだなあということ。まあ、公立の学校にはさほどの違いは感じられませんが、私立は流れる空気感が明らかに異なります。この感覚は10年以上前に娘の中学受験のために何校かの私立中学を見て回った時以来の実感です。受験本位、文武両道、全人教育、質実剛健、良妻賢母・・・様々なスローガンが各校には存在しています。私たち学校を選ぶ側が、しっかり見なければならないことは何でしょうか。

 

それは、それらのスローガン(校是、校訓など)を先生方や生徒たちが体現しているかどうか、つまり、本当にスローガンに沿った教育が徹底されているのかどうかだと思います。
学校選びは、各ご家庭がお子さんにどのような青少年になってほしいかを具体化する行動そのものです。とにかく勉強して少しでもレベルの高い大学に入ってほしいのか、勉強することはもちろんだが体も鍛え、心身ともに健やかに育ってほしいのか、あるいは、特技を伸ばしてその道のプロになれるような教育を求めるのか、そこをご家庭の中でお子さんも含めよく話して方向性を決めておくことが大事だと思います。そこのところがぶれていなければ、学校見学もご家庭の方針に合っているのかどうかという観点で見ればよいわけなので、見極めやすいと思います。

 

二つ目に感じることは、説明会で分かりやすく説明することの難しさ、もっと言えば人に何かを説明することは簡単ではないということです。普段、学校で教鞭をとっておられる先生方が説明会などで登壇され、学校の魅力や方針、合格ライン等について説明してくださるわけですが、すーっと耳に入ってくる先生もいらっしゃれば、話の意味が良く分からない先生も正直居られます。また、迫力満点の元気のいい話し方をする先生も居られれば、上手に話してはいるものの一本調子で眠くなってしまうような話し方の先生も居られます。このことは、同じく「先生」を名乗っている自分を省みる良い機会にもなります。私は生徒や保護者に対して果たしてうまく解説や説明ができているだろうかと。。。

 

某私立校の文化祭に行った時、その学校の生徒たちの多くが私のような一般の見学者に対して「こんにちは」と明るく挨拶をしてくれました。少なからず私は感動しました。ただ「こんにちは」と義務的にすれ違いざまに言っているのではなく、ちゃんと彼らと目が合うのです。

 

相手の目を見て挨拶をする。・・・こんな基本的なことをしっかりできる高校生がいまどきどれだけいるでしょうか。大げさかもしれませんが、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなぁと感心しきりで、爽やかな気持ちに包まれその学校を後にしました。これから見る学校にもそんな感動が待っていると・・・期待しています。

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