公立高校入試まで7カ月
夏本番の暑さに突然の豪雨。受験生はそんなことに一喜一憂している場合ではありませんね。
埼玉県の公立高校入試まで7カ月を切りました。中3生諸君、この夏、本当にやるべき勉強に時間をかけていますか?
勉強を時間だけで語るのにはやや抵抗がありますが、この夏の勉強が受験生にとっていかに大事なものかを少し説明したいと思います。
まず、夏休み中毎日何時間勉強しているでしょうか?学校はないわけですから、自宅学習のみか塾に通っているかのいずれかの人がほとんどでしょう。まずは、1日8時間以上というのが最低ラインと考えます。しかも、集団塾に通っている人はさらに2時間は自らの弱点克服のための勉強をしてください。理由は後で述べます。
これからどれくらい勉強する時間があるのか計算してみます。まず、今月中は約200時間勉強することになります。2学期以降は学校からの帰宅後最低4時間は確保してほしいですね。これを半年間継続すると720時間になります。合計すると入試までのあと7カ月で塾も含めた家庭学習は920時間となり、8月の200時間は全体の2割以上を占めます。ここで無駄な勉強をしていては、9月以降思うように伸びていきません。この200時間に徹底してやるべきことは何でしょうか?
そうですね、なんといっても「弱点科目、弱点分野の克服」です。99%の受験生が何かしらの弱点、もっと平たく言えば苦手分野を抱えているはずです。学校の授業がストップしているこの時期に、苦手としているところと向き合い、克服しておくことがとにかく大事です。この時期に集団塾に通っている人は、この貴重な苦手克服の時間を総花的ないわゆる「総復習」に充てられていることでしょう。ですから、さらに2時間と書いたのは、弱点克服の時間をちゃんと作らなければだめですよ、ということなのです。ほかの生徒と同じ講義を受けていては、弱点克服なんて到底できません。そのまま2学期に入ってしまうなんて、ああ、なんて恐ろしい。。。2学期以降は学校の授業も始まりますから、弱点の克服に割くことができる時間はかなり限定されてしまうことを肝に銘じておいてください。
今、当塾に通ってきてくれている生徒は各々の苦手を順調につぶしていってくれてます。これなくして夏に勉強できた・・・とは言えませんね。この夏に弱点を一つでも多くつぶすことができた生徒は、9月以降楽に走ることができ、全体的に上げていけるようになります。 もう一度聞きますよ。
今やっている勉強は「弱点科目、弱点分野」の勉強ですよね?