虫だけど昆虫じゃない。。。
夏休み中、家や塾で勉強ばかりしていてもなかなか進まないことがあるでしょう。
理由は簡単です。夏休みには「休み」という言葉がついているからです。「休み」なんだから休みたい、自然な気持ちでしょう。でも、休まない、いや、休めない人がいる。なぜ??
私が考えるにそのような人は「ウサギとかめ症候群」にかかっているからではありませんか?先に断っておきますが、この「ウサギとかめ症候群」は全くのオリジナル造語です。こんな病気が世の中にあるわけではありません。つまり、休んでいたらいつの間にかかめに追い越されていたウサギのようにはなりたくないって人たちなのではないかと。。。
でもでも。。。じゃあ勉強が進むかと言えばそうでもない。「休み」なんだからやっぱり休みたい。揺れるわけですね。
さて、そういう人もそうでない人も夏休みにぜひやってほしいことがあります。
それは、「自然に親しむ」ということ。特に都会に暮らしているご家庭は、夏のうちに一度でもよいですから自然に触れる機会を作ってあげてください。動物や虫に触れられると子供たちの目はきっと輝くことでしょう。
たとえば、クモについて調べてみる。これがなかなか奥が深いのです。
足の本数、複眼か単眼か、一口に「虫」の仲間として普段考えていますが、決して昆虫じゃないんです。カブトムシやバッタなど昆虫の足は6本、クモは8本。さらに、昆虫の体は、頭、むね、はらの3つの部分からできていますが、クモの体は、頭とむねが一緒になった頭胸(とうきょう)と呼ばれる部分とはらの2つの部分からできています。8本の足はすべてこの頭胸から出ています。サソリやダニもクモの仲間だそうです。でも、ダンゴムシはまた違う。
とまあこんな具合に、世界を広げてあげてほしいのです。子供には大人がなくしてしまった?大きな探求心があります。そのスイッチを入れてあげたら、ほったらかしにしてみてください。自分で何かをつかもうとするはずです。
そして、そのことを少しだけ褒めてあげてください。自分が考えてやったことを誰かに肯定してもらえれば、そのあとも自信をもって物事に取り組みやすくなります。
決して言ってはダメですよ。「また、服汚したじゃないの!」なんて。 夏休みはまだまだ続きます。