オリオン座の季節 到来!
今の季節、晴れた夜の帰宅時、東の空を見上げるとオリオン座が見えています。
私、大好きなんですよ、オリオン座が。
冬、最寄り駅に降り、歩き始めると正面の夜空にこのオリオン座が見えるのです。
冬は真南に見えますね。
真ん中の三連の星が一直線に並んでいて実に美しい。一日の疲れが吹っ飛びます。
オリオン座と言えば、有名な星ベテルギウスがあります。左上の赤い星ですね。
一説にはもう星の寿命が終わっていて大爆発してしまっているのではないかとのこと。
でも、我々はそのことを640年後にしか確かめられません。640光年もの距離。
考えるだけで神秘的です。
そして、右下にはこちらも1等星のリゲルが青白く輝きます。
さて、オリオン座の魅力はこの見た目の美しさだけではありません。星座にまつわるギリシャ神話が
非常にイケてます。
オリオンは海の上を歩くことができたという力持ちの美少年。月と狩りの女神アルテミスと
恋に落ちます。
しかし、これを許さぬ者がいました。太陽の神アポロンです。この方、アルテミスのお兄ちゃんです。
アポロンは人間の血を引いていたオリオンを嫌っており、妹に別れるよう説得しますがアルテミスは
言うことをききません。
ある時、狩りもしなくなってしまったアルテミスに対してアポロンが言います。
「お前は遊んでばかりで狩りの腕も落ちただろう。遠くに小さく見えるあの点を射抜くことなど
できまい。」言われたアルテミスは勢いよく矢を構え、いとも簡単に仕留めます。
しかし・・・射抜いたのは遠くで海上を歩いていた恋人オリオンだったのです。
海岸に打ち上げられたオリオンの遺体に泣きすがるアルテミスを見た、神々の王ゼウスは、
オリオンを 天に上げ星座にした・・・ということです。
胸が熱くなりましたか。 今夜も夜空を楽しみましょう!