あと100日!公立高校入試③
前の記事、②の続きです。
私立は総じて公立より面倒見は良いと思います。
公立は良くも悪くもほったらかしと思っていた方がいいです。
逆に言えば、規律や縛りが少なく自由です。
このように聞くとまた迷うかもしれませんね。「ほったらかしは困るけど自由な方がいいわ。」
公立も我々が学生時代のころよりは補習をしたりするようになり、全くほったらかしではなくなったとは思いますが、基本は自主性重視です。
その点、私立は進学実績を上げ、人気校になりたいという強い意向がありますから貪欲です。
生徒にしっかり勉強させてくれるところが多いです。
ところで、学費面もご家庭にとっては重要なことですね。
ここで詳細は述べませんが、埼玉県は県の助成金が全国でもトップクラスです。
そのため、多くのご家庭がこのメリットを享受できます。それに私立は、公立と比較してより進学に向けた体制がしっかりしているため、塾に通わせる必要もないかもしれません。
そう考えれば、公立に行って塾にも行かせるよりかえって教育費全体で考えれば、費用は抑えられるでしょう。
ここは悩ましいところです。よく考えましょう。
さて、多くの私立には「単願」で入るという方法があります。その場合は他校と「併願」するより優遇してくれます。
併願より内申点や模試の偏差値がやや低くても受け入れてくれるのです。
また、複数のコース設定がある学校ですと、一つ上のコースに入ることが出来る場合も出てきます。
ただし、単願にするということは、公立高校や他の私立高校には行かないと決めることになりますから、その踏ん切りがつけられるか、迷うわけですね。
まとめに入らねばならないわけですが、最後は実際に通うことになる生徒本人が、妥協も含んだうえで「納得」して選んだ方がいいです。どんな学校に行ったとしても、入ってから、こんなはずじゃなかったと思うことは少なからず出てきます。
でも、私はここが気に入っていたからこの学校を選んだのだ!という「幹」のところさえ違っていなければいいと思います。枝葉末節にこだわるより、全体的な教育方針、校風のようなものは取り違えないようにしましょう。
前の②の記事で、理事長先生、校長先生の話が大事と書いたのは、ここにつながっています。
一方、「住めば都」という先人のありがたい言葉もあります。
どこに入学しようが自分がそこで楽しもう、思いっきりやってみようという信念さえ保持できれば、学校が合うとか合わないなどと考える必要もなくなります。学力レベルが合っていて、かつ、あまり遠くない学校にすればよいでしょう。
通学時間については片道1時間15分を超えるくらいが、きついと感じるラインのように思います。遅くまでやる部活、バスを使う学校の場合の朝練は自転車で行かなければならなくなる場合もあるなど、通学の利便性もよく検討しましょう。遠い学校に通わざるを得ない場合は、本格的な部活動参加は諦めねばならないことも想定しておきましょう。
いよいよ、受験校を絞らなければならない。成績も上げなければならない。説明会にもいかなければならない。模試もちょくちょくある。
受験生もそのご家庭もやらなければならないことが目白押しです。9月以降は勉強時間がどうしても確保しづらくなる時期です。
これがあるから、受験勉強は「先手必勝」なのです。早くから準備をした方が有利に決まっています。中2から受験を意識した勉強を始めましょう。
そして中3の夏までに苦手分野をしっかりつぶしておけば、あとは突っ走るだけ。
それをやらないまま今の時期になって、成績の停滞に悩む。。。。
「それ見たことか!」です。
また、これも何度か触れていますが、集団塾では苦手の克服はできません。苦手は個々に違います。
個別指導で、かつ、指導する先生や教材が充実している塾でないと、まともな対応はしてもらえません。
いろいろなことを書いてきましたが、最後に強調しておきたいことは、あと100日
-「まだまだ学力は伸びます。」-
そこに賭けるのももちろんアリです。
ただし、今日までと同じ勉強の仕方ではだめですよ。
量も内容も見直してしっかりと改め、実行できれば合格に結びつくでしょう。
ここからが正念場。 合格に向け、猪突猛進(=まっしぐら)です!