自主勉ノート考
私の小中学時代もありました。今でもやらせている学校はあるようです。「自主勉ノート」
いきなりで恐縮ですが、これって、何の意味があるのですか?
学校でやらせているわけですから成績向上のための手法なのだと思うのですが、少なくとも私が知る限り、これをやったからと言って成績が良くなったという話は聞いたことがありません。
経験上、このノートの冊数が増えることと、成績の向上には比例関係は見られません。ではなぜこれを学校の先生はやれというのでしょうか。
先生の考えるところ。
①勉強は自ら進んでやってこそ身につく。それをわかってもらいたい。
②宿題はやらされるものと考えがちだから、できれば出したくない。でも、宿題を出さないと全く勉強しない子も出てきてしまう。何かご家庭でやってもらわなくては。。。
生徒の理解。
①ノートをたくさん終わらせると褒めてもらえるようだ。
②教科書の図や資料集のグラフをどんどん写していこう。
③問題集やワークもやらなくちゃ、1日5ページ進めるぞ!
いきなり批判的に述べ始めてしまいましたが、自主勉ノートの取り組み方について事細かに指導しておられる先生がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。
でも、生徒にどのように自主勉強したらよいのか、ちゃんと説明していますか?
生徒の理解に書いた、②や③は勉強とは言いませんよ。
②図やグラフを書き写して、何の意味があるのですか?
③問題集を1日に5ページ?何も考えてないでしょう?そんなに進められるわけがない…。
ただ頁数を稼ぐことに邁進する生徒たち。そういう生徒を評価しているような先生は本当に考え直していただきたい。中身をもっとしっかり見てください。本当に一所懸命に考えながら勉強を進めていたら、そんなにポンポン進みませんよ。まさかと思いますが、教室内に「自主勉ノート冊数ランキング」なんて貼りだしたりしてないでしょうね!!
自分が小中学校時代に最も理不尽だと思っていたのがこの自主勉ノートです。
すみません、つい激しい口調になってしまいました。(;^_^A
しかし、これにどれだけ無駄な時間を同級生たちが投じていたことか…。
結局、ノートの頁数を稼ぐことを最大の目的としてしまうこのノートは、百害あって一利なし、は言い過ぎかもしれませんが・・・まあよくないです。
百歩譲って、先生は良かれと思っての策だとしましょう。お母様方!!!
お子さまの自主勉ノートの中身はご存知ですか?
まさか、自主勉ノートをやっている=机に向かっている=成績は上がるに違いない=もしかしていい大学に入ってくれるかしら・・・・なーんてムフムフ想像してたりしてませんか??
そんな暇があったら、今すぐお子様のノートをチェックしてください。
単なる書き写しやほぼ解答丸写しのワークや問題集など、何の役にも立ちません。
単なる作業であって、1点も点数は上がりません。すぐにやめさせてください。
ええっ?でも、内申が・・・ですって??
世も末ですね。。。なんも言えねえ~。。。。