力がつく授業①

力がつく授業①

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さいたま市北区宮原町のWake Up三宮です。

学校や塾で行われる先生から生徒への学習指導を総じて「授業」と呼んでいると思いますが、実に様々なスタイルがありますよね。
学校では、集団に対する先生からの講義が基本スタイルで、最近はアクティブラーニングという一方的に講義を聞くタイプではない授業も増えてきています。

学校はどこも似たり寄ったりという印象ですが、塾は実に様々なスタイルがあります。

まずは、学校同様に集団で講義を受けるスタイルのもの、進学塾と呼ばれる塾に多い形態です。
次に、1人の先生が生徒1人~3人くらいを同時に教える個別指導というスタイル。また、パソコンやタブレットなどのIT機器を使用した個別独立型、あるいは自立型と称されることが多い形態。さらに、高校生向けの塾に多くなってきているのが、受験勉強の進捗管理をすることで成果を上げてもらおうとする、授業等はやらない、教えないタイプの塾。

 

どのスタイルにも一長一短があるものですが、表題に掲げた「力がつく授業」とはどれなのでしょうか。

 

生徒のレベルにもよるとは思います。ここでは、最も多いゾーンである成績中位層を想定してみましょう。
中学生なら平均点前後は取ってくるけど、80点以上は取れないような生徒さんたち、小学生なら90点以上が滅多に取れない生徒さんたち、という感じでしょうか。

 

この層の生徒さんは、細かいところを詰めていかない勉強をしているはずです。大体のことはわかっているが、少し応用が必要な部分が入ったり、枝葉の知識を問われたりするとお手上げになるかと思います。

この層は、学校の授業は聞いています。聞いていてある程度は理解をしています。
しかし、おそらくはその理解を深めたり磨いたりする過程をしない。言い方を変えれば、ほったらかしです。だから深まらないし、定着もしづらい。よって、覚えているコアなところはできるが、その中心部を外れた問題には太刀打ちできなくなってしまいます。

 

さあ、塾に行かせて何とかしなくちゃ!親御様はそう思われ、塾を探し始めます。口コミを得ようと周りの人に聞きまくることでしょう。「お宅の〇〇ちゃん、どこ行かせてんの?」「〇〇塾ってどうなの?」

 

さあ、その時に得られる情報の中に「力がつく授業をしているかどうか?」などという観点があるでしょうか。「感じのいい先生よ。」とか「あそこはバイトじゃなくて正社員だから。」というような話はあっても、授業の中身については語られないでしょう。親御様たちが直接授業を受けているわけではないのですから当然のことかと思います。そこは正直言って外からはわからないわけです。

 

さて、先ほどの成績中位層の生徒さんを、マンツーマンで個別指導をする塾に行かせたとしましょう。
たぶん、成績は上がってくれないでしょう。マンツーマンですからそれはそれは丁寧に解説してくれるはずです。でも、成績は変わらないと思います。なぜかお判りでしょうか。

(以下、②に続きます。)

 

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