止め、ハネ、払い!

止め、ハネ、払い!

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先日の文化の日。
私事になりますが、自由が丘にある斯華会(このはなかい)という書道研究会の本部で、書道を教えることができるお免状をいただきました。

絵を描くのは苦手でしたが、書道は小学生のころから得意な方で、賞に入ったりすることもありました。でも習ったことはなく、大人になってからも筆ペンを手にすることはあっても、毛筆を取り字を書くことはありませんでした。

あるきっかけで仕事をしながらでも書道を習えることが分かり、「老後の楽しみに」くらいの気持ちで始めたのが、約6年前です。書道会に提出する課題を書く以外には正直あまり練習はしませんでしたが、なんとか継続した結果、免状をいただけるまでになったわけです。

 

今の私は、書道という大きな海にまだ2~3歩足を踏み入れたばかりであり、泳いだりもぐったりできるようになったという喜びと、泳ぎ続けても海辺から離れられないのではないか(つまり、上達しないのではないか)という不安が交錯しています。

同じ日に免状を得られた10名を超える方々。この書道会の言わば「同期」はみな女性です。
男性は私だけでした。
私が思うに、書道は短気だが意志の強い人に向いていると思います。
意志の強さという点ではやはり女性に軍配が上がると思います。粘り強いと言いますか。。。
字を書いていて何枚書いても満足な字が書けない時、イライラしますよね、わかっていただけると思います。多くの人(特に男性)は、思うように書けないことに嫌気がさすので書道を趣味にしようなどと思わないでしょう。自分も楽しんでいるというよりは耐えているという気持ちの方がやや上回っています。

 

しかし、同期の女性陣の書道をやろうとしたきっかけを聞くと「こんな素敵な字を書いてみたい。書けるようになってみたい。」という実に素朴なものでした。そのために日々研鑽を積んで来られた。初心を忘れず何かを続けていられる。なんと幸せなことでしょう。
それに加え、同期の方々の年齢も様々。
現役大学生の人もいれば、ひ孫がいらっしゃるという人も居られました。これも書道の良いところ。
心身が元気で、筆と紙と墨さえあればだれでもできるのです。

 

斯華会は創立から110年以上続く歴史と伝統のある書道研究団体です。
この会の展覧会に出品する日はいつ来ることやら。。。
今は、生徒がわからないところをどうやってできるようにすればよいか、それを考えることで頭がいっぱいのため、少し先になるかもしれません。

 

でも、せっかくいただいた資格。個別指導塾をやりながら書道も教えたい。
その時は子供向けというより、主婦や、お仕事を引退され家にいらっしゃるような方向けに、日中の時間帯にやることになるでしょう。

 

「縦画三年、横画七年、点は一生」という言葉があるそうです。
いやはや、奥が深く、先は長い。。。

 

あっ、そんなわけで?、漢字の書き取りの採点では、止め、ハネ、払い、しっかり見ますよ!

私の漢字の採点は厳しいです、覚悟!

 

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