母からの電話
昨日、母から珍しく電話があった。しかも、その電話にすぐに気づかず、留守電が入っていることで電話が来ていたと知り、録音の音声を聞いてみた。「まだ、仕事中かい?また電話するから。」という内容ながら、声色はかなり不安げだ。
18歳で家を出てから、母の声は直接聞くより電話で聞くことの方が多かったかもしれない。何かあったのだろうか。食事をしに外に出ていたのだが、すぐに電話をかけてみることにした。
話してみて、なるほど、と思った。母は、私が倒れて病院にでもいるのではないかと心配していたというのだ。
実は2日前に母にメールで、「中風の正式な病名は何?」と聞いていたのである。
母は看護師だったので、医療系のことには詳しいのだ。中風(ちゅうぶ)と聞いて何のことかわからない方もいらっしゃるだろう。朝ドラ「わろてんか」でも主人公の亭主である松坂桃李が演じた役は、高齢になってこの中風を患っていた。脳卒中や脳梗塞、くも膜下出血などにより、体が不自由になることを言うのだ。母からの返信を読み、自分一人で納得しそのままにしていた。その日、知り合いと会話していて、中風の話題になったのだが、何のことかわからないというので、あとで母に聞いてみればいいやと思っていたのだ。
そして、昨日は母に、本来は連絡を入れなければならないある用件があったのだが、忙しくしていたため電話もメールもしていなかった。
そんな背景から、母は息子である私が中風になり、病院に担ぎ込まれたのではないか、と想像し、心配していたというのである。最後は笑って電話を切ったものの、私の年齢とこのメタボの典型のような体型であれば、そういうことにいつなっても何の不思議もないというのも事実だと改めて思った。
母の説教が始まった。「そのでっかい腹、体重の3%を落とすだけで肝臓の働きがずいぶん変わるとテレビで言っていたよ。」。。。健康への関心は相変わらず高い。
こうやって、叱ってもらい、心配してもらえるのも母が80を過ぎてもピンピンしていてくれるからこそであって、自分や家族の健康に注意を払い続けてきてくれたことに今は感謝するばかりだ。
さて、3%というと2.○㎏か。。。。
「無料で大盛りにできますがいかがなさいますか。」という店員さんに「じゃあ、大盛りで!」と元気に即答することからやめようかしら。。。
それくらいしか思いつかないな。。。
・・・・あとで母にメールしてみるか。。