一生底辺の暮らしをするのか、それとも・・・
もう10年前になるのですね。
「ドラゴン桜」
急に見たくなって、週末数枚のDVDを借りて見ました。ちなみに主役の阿部寛は私と同い年であります。「同期の星」ですなぁ。。。ハッハッハッハッ。。。
生徒役の山ピー、長澤まさみらが若い!!そして、長谷京も若い。。。とまあビジュアルの感想はおいときまして「平均偏差値36の龍山高校に特進クラスを作り、来春東大に現役で5人合格させます!」「さあ、東大に入りたい奴は来い!」と元暴走族から弁護士になった阿部寛扮する主人公は呼びかけます。生徒からは「何言ってんだてめえ、そんなことできるわけねえだろう?」と罵声が飛ぶ。これに対して、
「お前ら、そうやって一生這いつくばって生きて行け。いいか、世の中はな、頭のいい奴がルールを作ってるんだ。お前らのような奴にはわからないような複雑なルールをわざと作っている。頭のいい奴だけが得をするようになっ!」
「お前らはこのままでは一生底辺の生活を送ることになる。それでもいいのかっ!しかしな、その底辺の生活から抜け出すたった一つの方法がある。それはな、今でも唯一誰にとっても平等に行われている『受験』に勝つことだ。」「俺の言うとおりにやれば、お前らでも必ず東大に入れる。人生が180度変わるぞ。どうだ、やってみないか!」
誰かをやる気にさせる。その気にさせる。説得するということはどういうことなのか、このドラマは考えさせてくれます。自分もこんな大口をたたいてみたいと思ってもとてもできません。成績を絶対にあげて見せるということは言えても、東大に現役で・・・となると話は別だと思うからです。そこまでのノウハウが自分にあるのか、そしてなにより生徒をその気にさせられるのか、ということがクリアにならないのです。
各々の事情はあれ、結局このドラマの特進クラスには6人の生徒が入ります。生徒たちは特進に入るか迷いますが、最後は「本当に俺なんかが東大に行けんのかよ?」との問いに「ああ、俺の言うとおりにすれば、必ず入れる!」と断言するのです。
半分騙している?いや、心底自信があるからそこまで言えるのか。。。いえ、違います。
退路を断っているから言えるのです。ダメだったら、俺が責任を取って辞める・・・と。
塾をやっている者としていつか高校生も教え、東大生を輩出してみたいと思うわけですが、今目の前にいる我が生徒たちに学ぶ喜びのようなことを与えることが出来たら、今はそれこそが望外なのであります。私の生徒たちはみんな一生懸命勉強してくれています。その努力が成果に結びつく日が楽しみでしかたありません。
さてと、東大はちょっとやめといて、慶応に受かる話でも見ようかな。。。。いや、あれはやめとこ。号泣してしまうからな。。。ビリギャル。示唆に富む映画です。こちらはまたいつか触れましょう。