キーパーソンは誰だ?①
中学生のみなさん、毎日勉強大変でしょう。でも、知らなかった知識を手に入れたり、わからなかったことが分かるようになるのは楽しいですよね。
ところでお聞きしますが、その勉強、いったい誰のためにやっているのですか。
勉強の先に何が待っているのですか。今日はそんなお話でも。
しばし、ある親子の会話に耳を傾けましょう。
子「なぜ勉強しろ、勉強しろというの?うるさいなあ。」
親「今はわからないだろうけど、勉強しとかないと将来後悔するわよ。」
子「友達でそんなに勉強している奴いないよ。俺はごく普通だよ。」
親「じゃあ、なぜこんな点数なの。」
子「ケアレスミスが今回は多すぎた。次は大丈夫。」
親「この前の時も同じ事言ってたじゃない。どうして毎回こうなの。」
子「少なくとも人並みにはやってるよ。そんなにガミガミ言われるほどやってないわけじゃないじゃん。」
親「もっと真剣に勉強しなさいよ。勉強したとしても学校の宿題くらいしかしてないでしょ。」
子「宿題やってくだけいいじゃん。やらないやつだっているよ。」
親「宿題なんかやって行くのが当たり前なの。宿題をやって、さらに予習や復習するようにしないと成績上がらないわよ。」
子「成績上げてなんかいいことあるの。」
・・・・・
切りがないのでこれくらいにしますが、これらのやり取りをして結果的に勉強してくれればいいですが、結局しない人も多いのではありませんか。
ここで、もう一度聞きます。あなたは誰のために勉強しているのですか。
お母さんが言うように将来後悔しないためですか。自分のためですか。誰のためですか。
BAKUMANという映画を見たことがあります。この主人公は男子高校生ですが、ひそかに想いを寄せていた同級生の女の子が声優になる夢を持っていると知り、自分が漫画家になりたいという夢と重ね合わせます。そして、いつか自分が書いた漫画がアニメ化され、そのアニメの声優をその子がやる日を夢見て、命を削るがごとく一心に漫画を描き続けます。
この主人公は、最終的には自分のためではあるのですが、その女の子への想いを力に変え、必死に描き続けるのです。
またお聞きします。誰のために勉強してますか。
聞き方を変えましょう、誰のことを頭に浮かべながら勉強してますか。
さらにわかりやすく聞きましょう。
誰に喜んでほしいのですか。(続きは②で・・・)