奥にあるもの。

奥にあるもの。

平昌オリンピックが行われています。
羽生結弦選手の連覇は国民の多くを感動の渦に巻き込みました。

羽生選手は世界一のフィギアスケーターですが、その礎は間違いなく強靭な精神力にあるように思います。
彼のインタビューの中に、今回の五輪では前回ソチ五輪のリベンジが「ずっと心の奥にあった」とありました。
世界のトップに立ってもなお、自分が納得できる滑りを追求する。普通の人なら「まあ、いいか。」と妥協したとしてもきっと誰も文句は言わない。。。。金メダリストですからね。

 

水は低いところに流れていきます。心にもまるで重力があるかのように人は低きに流れがち。

あなたの心の中はどうですか。奥に何がありますか。

 

心の奥底にあるものは「三つ子の魂百まで」と言われるようになかなか変えられるものではありません。それぞれのご家庭や周りの環境で違ってきますし、2人以上お子さんのいるご家庭ならわかるでしょうが、同じ親に育てられているはずの兄弟もまた同じではありません。

 

いま述べているのは性格のことではなく、腹の底に持っている「挑戦する心」「向上心」の大きさのこと。

 

「別に今のままでいいじゃん。」と思えば人生とっても楽です。現状をキープしていくだけでもそれなりに大変ですから、それすら捨ててしまったら、堕ちるのは簡単です。
羽生選手でもしばらく練習をサボっていたらすぐに4回転サルコーを飛べなくなるでしょう。

 

誰かに言われなければ、やれないの?
直せないの?
変えられないの?
改められないの?
好きなことは進んでやるくせに!

自分一人で立ち上がる。このことを早くからわからせることが、子育ての最大の目的の一つと私は考えます。これが出来た者から、いろんな意味で力がついていく。誰かに言われているうちはダメ。

「先生、分かりませーん。」と言われれば言われるほど、私は言います。「もっとよく考えてみろ。」

単純に知識を教えるだけなら、先生は誰でもいい。アルバイトを雇えばいいのです。
考える、どうしたら解決できるのか、それを教えるのが私の役目と日々子どもたちと接しています。
すぐに教えてもらえないことに肩を落とす子もいるでしょう。

ちゃんと考えたのか、目を見れば私にはわかります。

 

あ、声が聞こえてきました。「それで失敗したらどうするんですか?」いい質問ですね。
誤解を恐れず書きましょう。失敗しなければわからないということですから失敗させますよ。それが一番の薬ですから。

小学生、中学生のうちにたくさん失敗すればいい。その方がきっと大きくなれます。

 

あ、また声が聞こえてきました。「それまで待てないんです。」はいはい。
(そうやって親が手を差し伸べているうちは自ら向上する気持ちは湧きあがらない、したがって)ユヅにはなれないってことです。そんなに急いでどこに行くのですか。そんなにバラ色の場所があるのですか。自分で立ち上がるのを見ようとは思わないのですか。

なにか親の力で子供に・・・などと良かれと思われているのかもしれませんが、それこそがマイナスでしかない、そう思うことが私にはあるのです。

 

大学受験のために父と仙台駅に降りたとき、仙台駅には私が合格を目指した大学の応援部らしきいでたちの学生数名が、次々に改札から出てくる受験生親子にエールを送ってくれていました。

その横にあった大きな立て看板には確かこう書いてありました。
「努力8割 運2割 親の付き添いマイナス5割
父のいびきで受験当日の朝5時まで眠れなかったのは私です。確かにマイナス5割だったかも(笑)。

いいこと書いてあったなー。父も「こりゃ、やられた。」と大笑いしておりました。

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