集中して勉強するために

集中して勉強するために

勉強に関係のないもの、気をそらすものは極力見えるところ、手が届くところに置かない。この鉄則はすでに書きました。

では、勉強を始めた後、集中して勉強するために留意すべきことは何でしょうか。いろいろ考えられると思いますが、ここでは2つ述べたいと思います。

まず、机の上には1科目(の教材)しか置かない。
勉強をする際、「今日は宿題もあるし、明日テストするって先生言ってたし・・・」といろいろやらなくてはならないことが頭には浮かんでいます。
それら数種類の教科書や問題集を、つい机上にドンと置きがちですね。人にもよるとは思いますが、これではなかなか1つのことに集中しづらくなるものです。数学の問題を解いていても、頭の半分は「単語覚えなきゃ」とチラチラ英語の本が気になります。そのうちに英語を開きはじめ、「今晩どこまでやろうかな、はじめちゃうか。。。」とついに数学が置き去りになります。数学にめどがつくまでは数学を集中してやってしまいましょう。
そのためにも、数学の時は数学以外のものは机の上に置かないこと。気持ちを数学に集中させましょう。数学が終わったら数学は全部しまい、次の教科のものだけ出しましょう。

 

2つ目は、好きな科目から始める。
車がガソリンを一番使うのが発進のときなのと同じように、勉強を始めるには大きなエネルギーが必要なものです。なんとか机には座ったが、すぐにシャカシャカ始められる人などそうそういるものではありません。まず気持ちを乗せることが大事です。乗ってしまえばあとはある程度スムーズに進められるでしょう。勉強開始後15分くらいでトップスピードまで持っていければしめたもの。そのために、まずは好きな科目、得意な科目から始めるのは有効な勉強法と言えます。好きなことでリズムを作り、その勢いのまま2教科目、3教科目に進めます。最初に苦手な教科を始めるのは、心理的ハードルが上がり、取り組みにくいと思います。まず、好きなところ、手を付けやすいことから始めましょう。

 

勉強時間の確保を常々生徒にも言っているつもりですが、同じ1時間でも集中して勉強するのと、だらだらとやるのでは大きく成果が違ってくるのはお分かりだと思います。
ところで集中するってどういうことをいうのでしょう。

 

迷ったら、30秒でも1分でもいいです。目を閉じて静かにしてみましょう。その状態が集中している状態です。
教科の合間にこのような黙想を取り入れるのも一つの手ですね。

 

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