予想はよそう。。。
学校のテスト、模試。結果に一喜一憂することしばしばかと思いますが、生徒のコメントの中でよく耳にするのが、
「ここを出してくるとは思ってなかった。」
「試験範囲表には書いてあったけど、まさかこんなに〇〇が出されるとは思ってなくて全然勉強していなかった。」
とこんな話。
そして、失敗した、しくじったと嘆くのですが、そもそもその失敗、
誰が失敗したのですか? ・・・自分ですよね。
学校の先生が教室で生徒の前でコメントし、〇〇は出さないと明言したのならともかく、そうでもなければ自分が勝手に予想しただけ、もっとはっきり言えばヤマをかけただけですよね。そんなもの当たると思ってはダメです。大体当たらないものなんです。
さて、そもそもなぜそのような予想をしたり、ヤマをかけたり、我々はしてしまうのでしょうか。
本屋さんには「完全予想!」「これだけ!」「ズバリ的中!」などの表示で購買意欲をそそるものがたくさんあります。
私自身も資格試験の問題集を買うときなど、過去問題集と予想問題集をセットで良く買っていましたから、その心理を考えてみます。
深く考えなくてもその答えは極めて単純。
「楽に勉強したい。」「お得に勉強したい。」ってことですね。
6割か7割を取れれば「合格」できる資格試験などでは、予想が外れても不合格に直ちになるわけではありませんが、中高生の学校のテストはその性質は異なっており、1点でも高い点数が良いわけです。ヤマをかけた瞬間に何割かの問題をあきらめる形になってしまいます。これでは、ヤマをかけたところが完ぺきだったとしても、結果はおそらく満足のいくものにはならないでしょう。
でも、勝手に予想をしてしまう。そして、事後になって「そんなに出ないと思って勉強しなかった。」などという。試験前の準備が十分でない、もう間に合わない、そんなときにこれをやってしまうのでしょうが、まずいいことはありません。
では、どうすればよいか。
もっともっと余裕をもって準備に取り掛かる。これしか対策はありません。
予想なんてどうせ当たりませんから、そんなことはやめ、慌てずに済むよう早くから準備に取り掛かるのです。
先手必勝!先んずれば人を制す! やはりこれにつきます。
後手に回りつまらぬ予想をしたり、ヤマをかけたりするのは金輪際やめましょう。
予想をして良いのは問題自体、問題そのものの予想であり、これは出ないとかあれは出るといった出題範囲の限定につながる予想はご法度です。試験範囲全体を万遍なく準備をして臨む。そして弱点を早く見つけ出し、できる限りつぶしておく。それが当塾の指導方針であり、試験必勝法です。
中間テストが終わってホッとした人も、「3日勉強しなければ頭が腐る」と肝に銘じましょう。
すでに次への準備はスタートしているのですよ!!