時間管理。何をやらないことにする?
おそらく多くの人たちの共通の悩み事。
それは「1日24時間じゃ足りない。」ってことではないでしょうか。
先生「もっと時間をかけられれば、もっとちゃんと教えられるんだが・・・。」
生徒「もっと時間があれば、「勉強を」「部活を」「ゲームを」「寝ることを」できるのに・・・。」
主婦「もっと時間があれば、家事にももっと手をかけられるのに・・・。」
なぜ、時間が足りないのか? やりたいことがたっくさんあるからですよね!
では、どうすれば時間を確保できますか。1日24時間は誰もみな一緒です。
理屈は簡単で、方法は三つしかありません。
方法その1 やりたいことのスピードや効率を上げ、ほかに充てることができる時間を作り出すこと。
この典型的な方法が「メシを10分で食う。」「風呂を10分で上がる。」などです。
方法その2 スキマ時間を有効に使う。
通勤通学の電車内で勉強する、ちょっとした空き時間でも読書し1ページだけでも先に読み進める、などがこの例です。
方法その3 やりたいことのうちいくつかをあきらめる。
スマホ、ゲーム、テレビ鑑賞などをやめて勉強に打ち込む、などがこの方法になります。
皆さん、当然ですが三つともやってください。そして、中でも最も効果が高いのは「方法その3」。
これをしっかりやりましょう。
この方法は、世にごまんと出ている勉強法の本すべてに書いてあると言って過言ではありません。
時間を作りたければ、「何を今日からやらないことにするか」をまず決めましょう。いきなりゼロにできなければ、まず今日から半分にしてください。
県下トップ校を卒業した埼玉県が誇る?かの元宇宙飛行士が「とにかく高校時代はものすごく忙しかった。でも、その経験があるからこそ、どんな場面に立たされても何とか乗り切っていける土壇場力のようなものが鍛えられた。」と語っておられる記事を読んだことがあります。2兎を追うどころか3兎を追え、とばかり、勉強、部活、学校行事それぞれ手を抜くことなく一生懸命やろうという方針ですね。
この教育方針の是非についてはここでは書きませんが、この3つをハイレベルにやり遂げるには相当シビアな時間管理が必要なはずです。それこそ、テレビを見たり、友達と遊びに行ったりする時間はほとんどなく、時間が足りない状況がずっと続く感じでしょう。
ただ、ここで一つ大事なことを。それは、睡眠時間は削らない、もし削るならば一番最後に削るべし、ということ。
私が塾生に対して行っている「ルーテインマネージメント」でも、睡眠時間の確保は常に指導しています。人間は睡眠を十分にとることにより、体内のいろいろな機能がメンテされ保全されています。ですから、これが不足すれば脳から「もっと眠りなさい」と指令が下される。だから、当然「眠く」なります。
生徒を普段見ていて常に眠そうにしている生徒については、たぶん伸びないと直感します。塾で勉強していてもあくびばかりしていますし、おおむねそのような生徒は何をやらせても「雑」なのです。学校や塾、ましてや家庭においてしっかり勉強するためには、一定の睡眠時間が必要です。寝ないで勉強するなんてナンセンスです。だからこそ睡眠以外の無駄な時間を徹底して削るのです。
さて、今日から何をやらないことにしますか?
明日からではありませんよ、今日から削るのですよ。。。。。